(お父様) 家を建てたのは丸2年前です。諸橋工務店さんと出会ったのはそのさらに1年前ですね。 リフォームした家は、私で6代目なので、建ってから約100年の家です。
今回新築した母屋とは別棟のこちらの家を、私が45歳の時に建てたんです。
(土屋様) なんだかんだ言って、本当のきっかけは私が澤井社長を知っていたからですね。同級生で昔からの知り合いでした。あちらこちらの住宅会社さんのオープンハウスや完成見学会なんかも見に行ったんですが…。
(お父様) 前の家でも住むには住めたんですが、何より、古い家は孫が怖がって遊びに来ないんですよ。前の家は確かに建て方も古かったですし、基礎石の上に直接柱が立ってたりしてね。
でも、姪っ子が住むことになってね、これではいかんだろうと…。
その一方では、この代々の建物を壊してしまってもいいものかとちょっと悲しくもなったりしてね。
でも、もう息子もいい大人だから、息子の判断に任せようと、家を壊し始めたところだったんですよ。
(澤井) 昔はお店をしていて、立派な平屋だったんです。土間も広く、駐車場も広くて…。
(お父様) 私が子供のころ落っこちて大けがしたとかで、格子つきの雨戸もね、親が作ってくれた思い出深い家だったんです。
そんなところに、 どんなものを作ってくれるんだろうと期待半分、でしたかな。 一番大事に考えたのは仏壇です。商売をしていたので神棚もあるし。思い入れのある部分が多くて。
(澤井) 私たちも仏壇はやはり一番に考えました。この家をずっと守ってこられたものですから、最優先に工程も考えました。一番最初に作らせていただいたのも、お仏壇専用の場所づくりでした。